HAMANO PLATING CO.,LTD.

電着塗装技術 (アニオン電着塗装)

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技術概要

電着塗装(Electrodeposition Coating)は、水性塗料中に浸漬された導電性ワークに電圧をかけ、塗料中の粒子を電気的に吸着・沈着させることで塗膜を形成する技術です。複雑な形状にも均一に塗装が可能で、優れた防錆性能と環境対応性を両立しています。

電着塗装図解

図1:電着塗装の基本構成と工程

電着塗装の歴史

技術発展の流れ

  • 1960年代 - 自動車業界でアニオン電着塗装が導入
  • 1970年代 - カチオン電着塗装が主流に、耐食性向上
  • 1980年代 - 水性化技術が進み、環境負荷軽減
  • 2000年代以降 - 鉛フリー化・RoHS対応品が普及

主な特徴とメリット

応用分野

成膜プロセスフロー(簡略)

  1. 脱脂・表面洗浄
  2. リン酸亜鉛処理(前処理)
  3. 電着槽での塗装(通電)
  4. 水洗・リンス
  5. 焼付乾燥

よくあるご質問(FAQ)

電着塗装は水性塗料にワークを浸漬して電気を通すことで塗膜を形成しますが、静電塗装はスプレー方式で塗料を霧化して帯電させます。電着塗装の方が膜厚が均一で耐食性に優れます。
一般的には10〜15μm程度が標準ですが、ご要望に応じてコントロール可能です。膜厚は電圧や時間によって調整されます。
鉄や亜鉛メッキ鋼板、アルミなど導電性を持つ金属が対象となります。樹脂や非導電性素材には適用できません。
はい、小ロットや試作レベルでも対応可能です。初期費用やライン準備については事前にご相談ください。

お問い合わせ

電着塗装技術に関するご質問やお見積もりは、下記の連絡先または
お問い合わせフォームにてお気軽にお問い合わせください。

TEL: 0778-52-3416
FAX: 0778-53-1345

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